普段わたしはとっても心配性です


旅行会社に勤務していたときは、危機管理があり
どんな場合も想定してトラブル対処をすることが
必要とされていました

また、震災の時もコーディネーターとして先々のことを考えつつ
対応に追われるということをしていました

先のことを考えて対処することが得意だったようです

日々の生活でも、色んなプランを立てたり、こういうルートで
こうして、ということも得意でした


ただ、人間関係になると最悪のことも想定して考えて
先々のことを心配して、相手の言動に一喜一憂してしまう
ところがあります


それの要因は過去にあったりして、それから学んで備えたり
していたのでしょう



ヒーリングで「過去を手放す」ということもしましたし、結構
私には効きました


しかし、もっと大切なことは
「今」に感謝して喜んでいいことを自分に許す、ということでは
ないでしょうか


 
例えば、恋愛でいえば彼と連絡が取れなかった
一緒に居ても昨日何していたんだろうと気になります
問いつめてもその場が悪くなるだけです

今一緒にいる時間を大切に豊かにしてみてください

もし、それでも気になるならそれとなくもう少したってから
聞いてもいいでしょう


でも、今一緒にいてテレビを見て笑顔で居られるなら
そのことを自分も喜んだ方がいいでしょう



楽しいところに人は行きます

それは誰も同じです

今家族で顔を見て食事できたら、それを味わって感謝してください

今、一人で好きなものを食べれたらそれに喜んでください



幸せになってください


 
3年前フランスのビアリッツのゲストハウスで40代後半のアメリカ人女性に出会いました

彼女はアメリカでの生活や仕事に嫌気がさして、旅に出ました
ポルトガル、スペインの巡礼の道をたどり、愛する人とも出会えました

しかしとあることで彼が激高しお金も全部持って行かれて、彼女は異国の地で
ホームレスになったのです

しかし、巡礼の道だったため沢山の人が助けてくれて、ゲストハウスにたどりつき
そしてチケットも手に入れて
このフランスのビアリッツから
飛行機に乗りロンドンに旅立つ前に私と出会いました

彼女は翌日空港に行きました



その2日後、海岸を歩いているとその女性が目に入りました
駆け寄って「ビアリッツに行ったはずじゃ?」と聞くと
ロンドンにて入国の際にバッグ一つで預金もないアメリカ人はテロリストと思われて
フランスに追い返された、と言いました

彼女は着替えも一つしかなく、小さなバッグしか持っていませんでした

しかし、雲一つないビアリッツのキラキラ光る海に飛び込み、濡れたまま笑顔で
私に話しかけてきたのでした

「今、一銭もないし、宿もないし、どうしていいか分からない。
でもね、みんなが憧れ夢みるこんな真っ青な空とキラキラ光る海を目の前にして、
下を向いて落ち込んでなんかられないわ。 だから飛び込んだの」って


彼女の目は海面の太陽の光を映したように青と銀色がキラキラ光っていました

あのまぶしい目は今も忘れられない


彼女は全て失って、でも命とその「今」をしっかり持っていたのです


その後フランス語も一切話せない彼女をNPOの施設に連れていき、ボランティアの方が
泊めてくださり、数ヶ月後にはアメリカに帰れたとメールがきました

彼女は「この経験を今後に活かしたい」と言っていました

本当に「今」のときに感謝して輝いていた人でした



過去は変えられません

明日も見えません


でも、今のこの時に感謝して
笑顔でいれることが一番の幸せではないでしょうか


わたしは今日それにガツンと出会いました

今に感謝して過ごしたら
とても穏やかで幸せな時間が流れていきました


そして、彼女の青く銀に輝いていた目を思い出すのです


今しか生きれないから
今に感謝して